廃番になった純正油の代替品をOEMで継続供給(産業機械商社)
事例概要
- 業種・事業内容
- 産業機械の販売・保守を行う機械商社。納入済み設備の点検、修理、消耗部品・油脂類の供給まで継続して行っていました。
- 製造・提供内容
- 既存の使用条件をもとに仕様を整理し、産業機械の保守用潤滑油としてOEM製造しました。
整備担当者が用途を判別しやすい容器・ラベルとし、実際の年間使用量に合わせた数量で供給しました。
ご相談の背景と課題
長年販売している産業機械のメンテナンスに使用していた指定潤滑油が、メーカー側の製品整理により入手しにくくなっていました。
機械そのものはまだ多数稼働しており、顧客への保守対応を続けるためには、代替となる潤滑油を安定して確保する必要がありました。
一方、市販品へ単純に置き換えるには、
・必要な粘度や性能を満たしているか判断しにくい
・従来品との違いを顧客へ説明する必要がある
・少量需要のため、大手メーカーでは専用品化しにくい
・今後も一定期間、継続して供給できる体制が必要
・使用機械を特定できるラベルや管理方法が必要
といった課題がありました。
そこで、従来品の使用条件を確認したうえで、保守用として継続供給できるOEM潤滑油を検討することになりました。
OilTech Japanが選ばれた理由
単に近い粘度の商品を提案するのではなく、使用箇所、既存油の仕様、機械の使用環境などを整理したうえで、代替可能性を検討できることが重視されました。
また、工業用潤滑油を小規模から製造でき、製造・充填・容器・ラベルまでまとめて対応できる点も選定理由となりました。
特に、「市販品を売って終わり」ではなく、今後の補修部品供給まで見据えて継続製造を相談できることが決め手となりました。
導入後の変化・効果
従来品の入手状況に左右されず、既存顧客への保守サービスを継続しやすくなりました。
また、
・使用する油種が明確になった
・整備担当者が代替品を毎回探す必要がなくなった
・顧客へ継続的に消耗品を供給できるようになった
・補修部品と油脂類をまとめて提案できるようになった
など、アフターサービス全体の安定にもつながりました。
OEM化によって新商品を販売したというより、既に販売した機械を長く支えるための供給体制をつくった事例です。
OilTech Japanとしての工夫・ポイント
従来品をそのまま「再現する」ことを目的にせず、実際に必要な性能を整理することから始めました。
また、対象機械以外への誤使用を防ぐため、用途が分かりやすい表示を重視しました。
販売数量が大きくない補修用途だからこそ、必要量と継続性のバランスを考えて製造計画を組みました。
